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自殺感情をコントロールできない状態と支援方法

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はじめに

 

 本記事は自殺に関して結構生々しい事を書いています。

 

 本記事を読んで気分が悪くなる等、何かしら不具合や損害が出たとしても私は一切責任を負いません。

 

 読み進めるのであれば全て自己責任で宜しくお願いします。

 

 

 

 なお、思春期の

 

「消えたい。自分の存在を消したい」

 

とは趣旨が少し違いますので予めご了承ください。

 

 

 

「将来やりたいことが見つからない。不登校で将来が見えない」

 

等の感情から生きている意味がないとなっている貴方はこちらをどうぞ。

 

 

www.policefuta.work

 

 

 

1、自殺願望

 

「自殺をしたい」

 

大小あるにせよ、誰しもが一度は考えたことがある事かと思います。

 

 

 

 そのため、このように考えたことのある経験は異常なことではありません。

 

 問題となるのは、その自殺願望から自分だけでは抜け出せない状態になってしまうことです。

 

 

 

 ほとんどの人は

 

「自殺したい」

 

と考えたことがあるのに、自分だけでは自殺願望から抜け出せなくなってしまった状態の人のことを

 

「キチガイ。変人。迷惑を掛けるな」

 

と捉えがちです。

 

 

 

 そこで、自分では自殺願望から抜け出せなくなってしまった人の心情の一例を紹介しますので、理解に繋げて下さい。

 

 

 

 

 

2、自分だけでは自殺願望から抜け出せない状態

 

<「死にたい」と考えるとき>

 

 軽くでも

 

「もう死んじゃいたい」

 

と思ったことのある人は考えて下さい。

 

 

 

 どんな時にそう思いましたか?

 

 

 

 恐らく嫌なことがあったとか、何か失敗して他人に迷惑を掛けたとか、現状から脱したいようなときではありませんか?

 

 

 

 しかし、それは、

 

◎、時間の経過で嫌なことを気にしなくなる。

 

◎、自分が勝手に他人に迷惑を掛けたと思い込んでいただけで、相手に謝ったら全然気にしてなかった。

 

等、これだけで解決しますよね。

 

 

 

 

 

<抜け出せない状態の人>

 

 実は自分だけで自殺願望から抜け出せない状態の人も同じです。

 

 死ぬことが目的ではなく、今の辛い状況、逃げたい状況から脱したいだけなんです。

 

 

 

 ただし、

 

◎、貴方の経験のように、時間の経過では解消しません

 

◎、貴方の経験のように、謝ると言う発想自体が頭に浮かんで来ません。

 

 

 

 今の脱したい状況への対応策が

 

【自殺以外に頭に浮かばない状態】

 

 これが自分だけでは自殺願望から脱することのできない状態にある人です。

 

 

 

 そのくらいに追い込まれてしまって、視野を強制的に狭められてしまっている状態なだけなんですね。

 

 

 

 その

 

【自殺以外に解決方法が浮かばない状態】

 

ここに異常性が認められるわけです。

 

 自分だけで脱することの出来た貴方と違う部分ですね。

 

 

 

 重要な部分ですので、勘違いがないようにもう一度言いますが、決して自殺したいと考えることが異常なわけではありません。

 

 

 

 

 

3、自殺願望から抜け出せない人の兆候

 

<人前では全力で明るい>

 

 人と接している時はとても明るく振舞います。

 

 

 

「辛い状況から脱するためには自殺しかない!」

 

このようにしか考えられない状態なわけですから、

 

「自殺願望を他人にバレてしまっては、辛い状況から脱するのを阻止されてしまう!」

 

と考えます。

 

 

 

 だから自殺願望を全力で隠そうとします。

 

 そのため、人と接する時は弱音等を吐かず、笑顔を多く、明るく接する傾向にあるんですね。

 

 全力でそれをするので、異常に明るくなります。

 

 

 

 良いこと、テンションが上がるようなこともないのに、

 

「急に明るくなった」

 

と感じる知り合いがいたら危険信号かもしれません。

 

 

 

 

 

<一人でいるとき>

 

 しかし、明るくなるのはあくまでも他人と接する時だけです。

 

 一人で居るとき、人と会話をする必要がない時は暗いです。

 

 

 

 今まで普通の歩行も軽快に歩いていた人が、トボトボ歩くようになる等、ちょっとした言動にも表れるほど暗い部分が現れます。

 

 

 

 人目のない廊下を歩いている所を見掛けて明らかに歩き方や雰囲気が違っていたら、もう赤信号だと思います。

 

 

 

 一人の時は死ぬことと、死ぬためにどうするかの展望を考えているか、空虚な状態になっていますから、人の目がないと思って歩いている時は明らかに暗くなっています。

 

 

 

 

 

<身辺整理>

 

 生活を共にするくらいの近しい関係の人しか気付けないかもしれませんが、身辺整理をしがちです。

 

 大切にしていたモノ高価なモノ日常生活上必要なモノを処分することで、自分の覚悟を確かめる目的もあるんですね。

 

 

 

「もう後戻りできない」

 

と言う状況を作った方が自殺に向けて決心が揺らぎにくいと考えますからね。

 

 

 

 

 

<普段買わない物を買い揃える>

 

 これは身辺整理と併せて観察した方が良いモノですが、ここまできたら一時も目を離してはいけないと思います。

 

 

 

 何故か?

 

 普段買わない物の中身を確認して下さい。

 

 恐らく自殺するための用品です。

 

 

 

 つまり、ここまで行くともう実行するだけの状態になっていると言うことです。

 

 

 

「こんな物自殺に使わないでしょ?ただの気分転換じゃない?」

 

と考えてはいけません。

 

 

 

 店員等に自殺目的で購入していると悟られないためのカモフラージュのために買っている物もあるからです。

 

 

 

 自分だけでは自殺願望から抜け出せない人の兆候の最初に言いましたよね?

 

 今の辛い状況から抜け出す自殺と言う手段を阻止されてしまうため、他人に知られたくないんです。

 

 

 

 ましてや店員なんて、自分の店の物を使って自殺なんてされたら警察も来ますし、風評被害も出るかもしれないため、その辺り結構敏感ですからね。

 

 

 

 だからカモフラージュするために、自殺には一切関係ない不要な物も一緒に買うんですね。

 

 

 

 

 

4、ネットに溢れる自殺の苦痛度は嘘

 

<苦しまない自殺方法はない>

 

 ここは実際に自殺を考え、自分だけでは自殺願望から抜け出せなくなってしまっている人向けに書きます。

 

 

 

 件名にも書いたように、ネットに溢れている自殺方法の苦痛度等の情報は信じない方が無難です。

 

 

 

 貴方よりも自殺や死に対して経験も知識もある私がハッキリと言います。

 

 

 

 苦痛が軽い自殺方法なんてありません。

 

 全て苦痛はかなり強くあります。

 

 

 

 

 

<練炭>

 

 例えば、

 

「苦痛は軽く、むしろ快感を味わうこともある」

 

と書かれている事の多い練炭自殺。

 

 

 

 

 これは実際は地獄の苦しみです。

 

 これは一酸化酸素中毒による自殺方法ですが、練炭を焚いて1時間以内に今まで経験したことがないくらいの、

 

「本当に頭が割れる」

 

と感じるほどの強い頭痛が出てきます。

 

 この痛みは解熱鎮痛剤程度では消えません。

 

 

 

 痛みでのた打ち回りつつ、それでも根性で我慢していると、強い嘔気に襲われます。

 

 でも吐けません。

 

 

 

 物凄く強い嘔気だけで、吐けないため脱する方法のない物凄い気持ち悪さだけに襲われ続けます。

 

 

 

 そこまで行くともう体を起こせません。

 

 目まいも物凄くて、インフルエンザの時の

 

「世界が回って見える」

 

とは比べ物にならないくらい世界が回っています。

 

 

 

 と言うよりも目まいが凄過ぎて物がまともに見えません。

 

 そのことでより嘔気が強まります。

 

 

 

 ここまで来ると自分だけで脱することはほぼ不可能です。

 

 体を引きずって短距離を移動することは可能ですが、本気で準備しているとそれだけしか動けない状態では目張りをしている部屋からは出られません。

 

 

 

 そのため、実際にこのくらいの状態になって恐怖を感じ110番して助けを求めてくる人も多くいます。

 

 

 

 その大半はもう間に合いませんけどね。

 

 

 

 

 

5、私から伝えたいこと

 

<心情は貴方と同じ!理解できるはずです>

 

 この事を言うと

 

「自殺したいって奴が何助けを呼んでるんだよ」

 

と軽蔑する人がいます。

 

 

 

 しかしそれは違います。

 

 序盤に言いましたよね?

 

 今の辛い状況から脱する方法として自殺以外に思い浮かばない状態にまで追い込まれているだけです。

 

 

 

 つまり、辛いと感じる心情的には貴方が日常生活の中で辛いと思っている時と同じと言うことです。

 

 

 

 つまり、自殺をする人も本気で死にたいわけではないんです。

 

 だから、自殺以外の

 

【恐怖】

 

と言う強い感情が生まれたことで、自殺以外見えていなかった感覚が貴方と同じに戻っただけです。

 

 

 

 だから助けを求めるんです。

 

 しかし、先程も言ったように、恐怖を感じるほどの段階に至ってしまうともうほぼほぼ助からない状態なんですけどね。

 

 

 

 

 

<自殺願望者が知るべきこと>

 

 自殺願望者が自殺方法を自分で調べる際、

 

【死亡後の遺体の状態】

 

ばかり気にしますが、そこよりも

 

◎、苦痛の状況

 

 

◎、未遂として生き残った時のこと

 

を知るべきです。

 

 

 

 練炭自殺で未遂に終わり生き残った場合は、酸欠で脳細胞が死滅しており植物人間になる可能性がかなり高いと言われます。

 

 

 

 植物人間状態で一生何十年も命を継続させていく覚悟はありますか?

 

 キチンとした人に相談すれば今の辛い状態から脱する方法は見つけ得ます。

 

 過去を振り返って笑える日が来ます。

 

 

 

 

 

6、自殺させない支援

 

<兆候の早期発見>

 

 自殺をしたいから自殺するのではなく、自殺以外に選択肢がないだけなので、自殺は阻止出来ます。

 

 

 

 そのためには先述したように兆候を見つけることが最初です。

 

 そして兆候を見つけたら、自殺させないことです。

 

 

 

 常に見守ることは絶対に必要なことです。

 

 そして、普段買わない物を買ってきたら時間切れです。

 

 

 

 

 

<武力的に無理矢理抑え込むのは危険>

 

 その状態で下手に無理矢理行動を抑制しようとすると、貴方が殺される可能性があります。

 

 

 

 貴方自身も自殺願望者には大切なモノのはずです。

 

 言いましたよね?

 

 

 

 大切なモノを処分することで自殺以外選択肢がないように自分を追い込んで自殺の準備をする

 

と。

 

 

 

 殺人行為なんてこれ以上ないくらいの追い込み、処分行為ですからね。

 

 

 

 

 

<自殺を阻止すべきは1~2日間>

 

 本当に自殺を実行するくらいの精神状態は1~2日間続くと言われています。

 

 つまり言い換えると、その状態を1~2日間阻止し続けることが出来れば、何とか一時的には自殺を回避できたと言えると言うことです。

 

 

 

 

 

<具体的に1~2日間をどう阻止するか?>

 

 基本的には、刃物等危険な物は隠すなり、捨てるなりした上で、傍から離れず会話をしたり、テレビを観たりして家の中で過ごすと良いと思います。

 

 

 

 本当に危険な状態だと、一緒に歩いている最中でも車や電車への飛び込みをしてしまう可能性もあるため、外出はあまりオススメしません。

 

 

 

 問題はこのような過ごし方が出来ない状態の場合です。

 

 下手に阻止しようとしたら殺されるような状態ですので、もう錯乱状態になっていたら自分だけで1~2日間自殺を阻止することはほぼ不可能です。

 

 

 

 もし会話をしたり、生活の中で時間稼ぎが出来ない状態なら、自分だけでどうこうしようとしないで下さい。

 

 

 

 精神科や保健所、警察に早急に相談

 

して下さい。

 

 

 

 すると強制入院と言う、装備をキチンとした警察官による武力を用いた阻止方法もありますので。

 

 そうすれば本当に自殺を実行してしまう精神状態1~2日間は安全に経過させられます。

 

 

 

「そんな酷いこと出来ないよ」

 

と思うかもしれませんが、それをしないと大切な人が亡くなってしまうんですよ。

 

 

 

 自殺が未遂に終わり冷静になった人は、自殺以外の選択肢を選べるようになっていますので、そこからが本当の支援だと思います。

 

 

 

 

 

7、自殺阻止後の支援

 

<辛さの元凶から離れさせる>

 

 貴方が、自殺未遂者が辛く、逃げたいと感じている元凶となっている環境から離れさせて下さい。

 

 

 

 本人は

 

「そこから逃げられない、離れられない」

 

と思いこみ、追い込まれてしまっているため、支援者が離れさせて下さい。

 

 

 

 職場なら、休職でも、退職でも、何でも良いと思います。

 

 

 

 

 

<精神科へ>

 

 そして、一度精神科に連れて行って下さい。

 

 

 

 その多くは睡眠不足で精神が疲弊しきっているので、

 

「まずはとにかく寝て下さい」

 

と睡眠薬を貰え得ます。

 

 

 

 それも正常な状態に戻るためのキッカケになり得ますので。

 

 ただし、自殺未遂者が一人にならないように生活の支援や管理はしてあげて下さい。

 

 

 

 

 

<近くに寄り添うことを止めない>

 

 回復の兆候があっても睡眠薬のOD(大量摂取)や薬がある間寝ることしかしないなんてこともあります。

 

 ODは分かると思いますが、後者も危険で、薬を飲んで無理矢理に寝ることしかいないので、食事や水分すら摂りません。

 

 

 

「このまま餓死や脱水死も良いな」

 

と考えがちです。

 

 

 

 そのため、

 

「良く眠っていて良い傾向だな」

 

じゃないんです。

 

 

 

 そのまま死のうとしている可能性があるんです。

 

 だから、生活の支援や管理は必要なんです。

 

 寄り添うことを止めないで下さい。

 

 

 

 

 

8、最後に

 

 もっと生々しく書けるには書けるのですが、この類の内容は規制の対象にされやすいので、この程度の表現で止めておきます。

 

 

 

 貴方の大切な人、身近な人に自殺して欲しくないなら、貴方が理解し、助けになってあげて下さい。

 

 

 

 たまに怒鳴ったり、怒ったり、諭したりして止めようとする人がいますが、本当に自殺願望者の心を理解し、受容出来ていたらそんな手段は有り得ません。

 

 

 

 キチンと理解した上で、助けになる支援をして下さい。

 

 

 

 こちらの記事の最後にも言っていますが、自殺願望者のことを理解できているなら是非応援してあげて下さい。

 

 

 うつ病や神経症の鬱状態の人に対して

 

「頑張れ」

 

等の応援をしてはいけない。

 

 

 

 これはすでに常識と言えるくらい知れ渡っていると思います。

 

 しかし、何でもかんでも応援してはいけないと言うことではありません。

 

 更に、神奈川県川崎市登戸で発生した川崎19人殺傷事件に対する対策も、本記事の支援方法と根本は同じで

【理解】

が重要だと考えます。

 

 こちらの記事を併せてお読みください。

 www.policefuta.work

 

  

 本記事によって、少しでも理解ある支援の増加、自殺者の減少に繋がったら幸いです。

 

  

 

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